労務ニュース スマイル新聞
2010年7月 8日 木曜日
平成22年7月8日(第269号)...平成20年分の相続税の申告事績について
国税庁から、平成20年中に相続又は遺贈により財産を取得した者について相続税の申告事績が発表されました。
相続税の申告事績
相続が発生した被相続人のうち相続税の申告が必要であった被相続人の割合は、全体の4.2%で平成16年から5年連続で同じ数値となりました。また、被相続人1人当りの課税価格及び申告税額はいずれも前年に比べて減少しています。
平成19年分 平成20年分 対前年比
1.被相続人数(死亡者数) 1,108,334人 1,142,407人 103.1 %
2.相続税申告書の提出人数 46,820人 48,010人 102.5 %
3.課税割合(2./1.) 4.2 % 4.2% ±0.0ポイント
4.納税者である相続人数 118,563人 120,127人 101.3 %
5.課税価格 106,220億円 107,248億円 101.0 %
6.税額 12,635億円 12,504億円 99.0 %
7.被相続人の課税価格(5./2.) 22,687万円 22,339万円 98.5 %
8.被相続人の申告税額(6./2.) 2,699万円 2,604万円 96.5 %
相続財産の構成比
相続財産の構成比は、土地が49.6%、現金・預貯金が21.5%、有価証券13.3%の順となっています。土地の構成比は平成4年の75.9%をピークに減少しており、平成18年から3年連続で50%を下回りました。有価証券については、平成19年後半のサブプライム問題、及び平成20年9月以降のリーマンショックの影響を反映して構成比が減少しています。
(種 類) 平成19年分 平成20年分
・土地 47.8 % 49.6 %
・家屋 5.3 % 5.4 %
・有価証券 15.8 % 13.3 %
・現金・預貯金等 20.5 % 21.5 %
・その他 10.7 % 10.2 %
(スマイルグループ 不動産鑑定士)
投稿者 イケダ労務管理事務所