労務ニュース スマイル新聞
2007年8月22日 水曜日
平成19年8月22日(臨時号)...産業カウンセラーの技法
二つの技法を職場の管理責任者研修に加えることを提案したいと思います。
(1)一つは、傾聴訓練の研修
カウンセリングの基礎理論と実習を実際に受ける(ロールプレイング)ことによって、最低限カウンセリング・マインドを身に付けていただくなら、職場のコミュニケーションの改善に役立つはずだからです。
(2)今一つは集団的討議に役立つはずのグループ・エンカウンターの研修。
エンカウンターは出会いの意。つまり、小グループ活動による「人間的出会い」を通じて参加者の変革を目指すものです。
(3)こうした研修は1日コースでも可能ですが、できれば1泊コースで実行できればよいと思います。そうすれば、(1)によって、相談をうけた場合の受け方に大きな効果を発揮するでしょう。ただ、それだけでは相談者と1対1の話し合いで終ってしまうので、組織的には直接に生かされにくいと思われます。そこで、相談にあった事例を中心にしてグループ・エンカウンターを職場でやってみる、あるいはテーマを決めず自由にいいたいことをいいあうことを通じて、職場の中に一体感が共有できることになるでしょう。
以上のような研修が社内に広がって行けば、職場が楽しくなり、コミュニケーションも豊かになるはずです。こうした研修を皆様の職場で行い協働していきたいと思います。
(スマイルグループ 産業カウンセラー)
投稿者 イケダ労務管理事務所