労務ニュース スマイル新聞
2006年2月 8日 水曜日
平成18年2月8日(第163号)...継続雇用定着促進助成金はお急ぎください!
年金の受給年齢の引き上げに伴い、4月から高齢者雇用安定法が改正されるのはご存知だと思います。事業主は平成18年4月1日から、何らかの形で段階的に65歳までの雇用を継続するよう義務化されることになりました。(絶対に定年の年齢を引き上げないといけないわけではありません。あくまで65歳まで雇用が確保されればいいだけです。)
それに伴いまして、表題の助成金である継続雇用制度奨励金が、(現在ですと、最大30万円から1500万円までの受給額がありますが、)4月以降に大幅に減額される事が確定しています。以下に記載しています受給要件に該当される事業主の方は、3月末日までに申請をすれば、返済不要の助成金が支給されます。もちろん、申請をしないことには支給される事はありませんので、ご注意ください。
「受給要件」
1.雇用保険の適用事業所
2.1年以上継続して55歳から64歳の一般被保険者が1人以上いること
(従業員100人以上規模の場合は、100人ごとに1人を加えた人数が必要)
3.就業規則を変更して雇用継続制度を設けること
「受給額」 (現在のものです。)
継続雇用期間 61歳~64歳の
定年延長等 65歳以上の
定年延長等 定年延長等以外の
雇用継続制度
企業規模 1~4年 1~5年 1~5年
1~9人 35万円×1~4年 45万円×1~5年 30万円×1~5年
10~99人 75万円×1~4年 90万円×1~5年 60万円×1~5年
100~299人 150万円×1~4年 180万円×1~5年 120万円×1~5年
300~499人 185万円×1~4年 220万円×1~5年 150万円×1~5年
500人以上 250万円×1~4年 300万円×1~5年 200万円×1~5年
(スマイルグループ 社会保険労務士)
投稿者 イケダ労務管理事務所