労務ニュース スマイル新聞
2002年8月12日 月曜日
平成14年8月12日(臨時号)...社員が一致団結して小さな削減を積み重ねる
地域密着型のミニスーパーを営むI社の月商は1,000万円、従業員は7名(パート含む)です。最近は、売上単価が下がる一方で経費は増加し、黒字確保に汲々という状況にあります。
すでに考えられる限りの経費削減策を実行し、これ以上は減らしようがないと考えていましたが、今期は売上・利益とも一層の落ち込みが予想されるため、さらなる対策の検討・実施を図りました。
・毎週月曜日の開店前に20分程度の打合せを行ない、削減に役立つと思ったことは、どんな小さなことでも提起する
・削減案は全員が提起し、毎週2件以上の削減策を決める
・準備が必要ないものは、その日からすぐに実行する
・特に貢献が著しい提案者には褒賞を与える
全員で知恵を出し合った結果、多くの節減策が出てきました。
・冷凍品陳列の効率化による空調費の削減
・陳列の工夫(売りたい商品を強調)による廃棄ロスの削減
・ダンボールなど廃棄物のリサイクル業者への売却 など
経費削減に特効薬はなく、小さな積み重ねが大きな成果を生みます。I社では、新たな対策によりすでに経費を約3%削減しましたが、さらなる削減が見込まれています。
なお、対策実行に当たっては5S(整理、整頓、清掃、清潔、躾)の考え方も参考にしました。
投稿者 イケダ労務管理事務所